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40代おっさんによるオタクっぽい脳内井戸端会議

旧版ワースブレイドのセッション振り返り~考察・反省点~

2夜に渡った旧版ワースブレイドのセッションを終えての考察・反省点

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 をツラツラと書いていきますよ(´・ω・`)

 

1.職業特典が死んでいる

セッション中の練法師がそうであったように”知識ロールの結果に+1”程度の職業特典ではLUC値を消費する知識ロールを率先してやる動機にはならない。

また、重装鎧を着て然るべき職業である戦士が実際に装備した途端、軽装の他職業よりも明確に戦闘能力が劣ってしまうゲームシステム。職業特典である”与えるダメージ+1、受けるダメージ-1”程度では到底リカバリーしきない不利さ。結局、戦士であろうが鎧兜は軽装を選択するのが賢明という事態は20年以上前から変わらない事が確認できた。

聖職者と俗業の職業特典が適正か否かの評価は今後の課題…

2.術法の発動タイミングについて

セッション中、WMが間違えて裁定していた術法の発動タイミングは”IN値が9以上の場合はそのセグメントの一番最後、8以下の場合は次のセグメントの術者の行動時に発動”が正解。

しかし、何故こんな複雑な2階建てシステムなのだろう?以下①~③のどれかで十分だと思うのだが…

①そのセグメントで結印(祈念、練気)ロールが成功した直後に発動。

②IN値に関わらずそのセグメントの最後に発動。ただし複数の術者がいた場合はIN値の高い順に解決。

③発動は次のセグメントの術者の行動順番。結印(祈念、練気)時間の最短単位が1セグメントである以上、術法準備には最短でも1セグメント(2秒)丸々かかる。

 処理的に一番簡便なのは当然①、③は術法の行使に必ず+1セグメントが必要となるので、その分 術者のプレイヤーが暇になるのでは?と懸念。②は結印(祈念、練気)に成功しセグメント最後の発動を待つ術者が気絶(昏睡・死亡)状態にさせられたとしても、術法の効果が”瞬間”であれば術法はそのまま発動するので、漫画チックなダイナミックな演出 *1 が可能ではないのか?と要らない期待してしまう。

3.難易度や持続時間の告知

通常のロール…《体術》技能を用いた木登りなどの行為ロールは、ロール前にWMから難易度の告知があるべきと考えますが、元来基本値を持たないLUCロールの難易度はルールブックの難易度イメージを当てはめる事も出来ない(WMの匙加減ひとつで決定される)客観的評価の無い数値であるため、プレイヤーにしてみれば告知されたところで、それは行為の難しさイメージではなく、LUC値をいくつ消費する必要があるかの目安にしかならない。また、知識ロールを含めたLUCロールに関しては”成功したらええ事教えたるよ!必ずいい事あるよ!失敗すると必ず悪いことが待ってるよ!”というロールの押し売りという性質が有るため、プレイヤー側の心情ではロールの拒否(つまりはLUC値の温存)がし辛い状況を生んでいると考えます。その状況でロール前に難易度告知を行う事は、具体的な数値を伴ったプレッシャーとなり、ますますLUCロールを強制しているのでは?とセッション中に気になりました。

同じく告知という範疇で生じた反省点としては、ダイス目で決定する術法の持続時間はオープンダイスでなく、WMのみの管理情報としておいた方がドキドキする要素に化けるのではないかと感じました。

4.ハウルルールの方向性

セッションの反省から得られたアイデアを元に、今後のセッションには新規ハウスルールを導入したいと考えていますが…今時のTRPG並みにデータ周りを充実させるつもりは無く、旧版ワースブレイドの特徴あるルールやデータ類には可能な限り手を付けずに、プレイキャラクターに与えられる特典(恩恵)をダイナミックなものとし、ルール処理のスピードアップを図れるものとしたいと思っています。

一例を挙げますと…

視覚技能である《捜索》に対して聴覚技能である《聞き耳》を新設せずに《捜索》技能の内容を拡大解釈させて対応する。

各々の鎧兜に設定されて防具修正を弄るのではなく、戦士特典として《防具修正値》を半減(切り捨て)できるものとする。他のクラスは以前のまま。

練法師は知識ロールに限り、消費するLUC値を-1することができる(つまりLUC値を消費せずにダイス1個を振ることが可能)

武器によるダメージロールにLUCを使用する場合、LUC値を1消費することでロールを行わずとも自動的に最大ダメージになるものとする。但し、聖刻器によるダメージロールではLUC値を2消費する必要があるとする。

などなど色々と考えてはいるのですが…φ( ̄Д ̄ ) *2

*1:悪の魔法使いの死ぬ直前の悪足掻き的な…

*2:3月予定の次回セッション前までになんとか提示できる形テキスト化し、プレイヤー達に賛同得られ次第強引にテストプレイに漕ぎ着けたいと考えています。