読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

blog side.O

40代おっさんによるオタクっぽい脳内井戸端会議

旧版WBのハウスルール・技能種類と成長チェック

ハウスルール ワースブレイド TRPG

前回、前々回と旧版ワースブレイドの技能システムについて色々と考えてみました。

これらを踏まえて今回は、煮詰め終わりましたハウスルールの技能部分を公式ルールと比較しながら記していきます。 

とその前に…0レベルという概念について

スターティングブックから

P23「このレベルは、1から始まり上限はない。」

P24「この技能がない(0レベル)場合」

P34「もしキャラクターがその技能を持っていなくても修練度は与えられ、この時、その技能は0レベルであると考える。」

 …ガバガバ過ぎやん! 技能0レベルの定義(;一ω一||)

なので、ハウスルールにおける”技能0レベル”とは『修練度の有無に関係なく、技能が無い(=技能を未修得)状態』と新たに定義します。

また”成長”とは『技能が無い状態からの1レベル修得、及び2レベル以上へのレベルアップ』と定義します。

ハウスルールにおける技能種類と成長チェック

 公式ルールにおける技能種類とロール制限や成長チェックの関係は下表の通り。

f:id:kappa_take:20170320230240p:plain

技能は5種類。シナリオ終了時に得られる”使命達成値” *1 が何万ポイントであっても、シナリオ中に修練度が得られていない場合 *2 は使命達成値が技能成長に消費されることなく、LUC回復値という別種のポイントに強制変換される仕組みになっています。 *3  *4

キャラメイク時に修得しなかった操手・練法・気功・招霊の4技能は行為ロールを行うことが許されないため、”特別成長” *5 以外でのレベル1への成長手段は有り得ない仕組みとなっています。

 

それではハウスルールの場合

f:id:kappa_take:20170320230611p:plain

技能は5種類。《特殊技能》という種類を新設しました *6 。《特殊技能》は公式ルールにおける専門技能の中から”技能未修得の場合に行為ロールを行えそうにない”と私が判断した極めて専門性の高い技能という位置づけです。公式ルールで特別な取扱をされる4種技能(操手・練法・気功・招霊)に、専門技能からピックアップされた技能が+αされます *7 。

成長に関してハウスルールでは緩和方針を取り、

使命達成値を次回シナリオへそのまま持ち越すことが可能、及び シナリオ中に使命達成値をLUC回復値に即時変換することが可能としました。

また、修練度がない技能はレベルアップが一切出来ないという制限を”既に1Lv以上を修得している《特殊技能》以外”において解除しました。

公式ルールと同じくキャラメイク時に修得しなかった《特殊技能》は行為ロールを行えないため、”特別成長”以外でのレベル1への成長手段はありません。

専門技能の1レベル取得CPが200から150に引き下げた理由は、練法師クラスの門派により自動取得される◯◯学技能が冒険技能(CP150)と専門技能(CP200)に分類されるため、門派によりキャラクターポイントの不公平が生じる事を解消するためです *8  *9

*1:所謂TRPGで”シナリオポイント”や”成長点”と呼ばれるもの

*2:シナリオ中の行為ロールのダイス目で 1 or 10 が1度も出なかった場合 

*3:鬼システムだぁ… orz

*4:1ポイント以上の修練度と充分な使命達成値さえあれば、何段階も技能レベルを一気に上昇させる事も可能…

*5:使命達成値を消費せずとも、一定期間、高レベルキャラクターに師事することで技能1レベルが修得できる仕組み

*6:スーパースクリーンの技能リストチャートに掲載されていた謎の技能種類名をそのまま採用しました

*7:聖刻語や帝王学など

*8:土門と水門が損をしている

*9:俗業でも選択技能により同様の不公平が生じています

旧版ワースブレイドの《技能》について色々考えてみた!②

ハウスルール ワースブレイド TRPG

前回、他のTRPGシステム2種と旧版ワースブレイドのスキルを比較したところ…

WB *1 には存在しないスキルを他のTRPGに共通して見つけました *2 。もちろんWBだけに存在し他のTRPGに無いスキルも沢山あるわけですが、WBには冒険に必要な技能が足りてないんじゃないか?という印象を受けました。

足りなければ、足せばいいじゃない (・ω・)b

ハウスルールにおける技能関連ルール整備のために、WBに新技能を採用した場合どうなるのか?を想定してみたいと思います。 

もしWBに技能を追加したら?

『このほかにも、キャラクターは(WMが認めれば)どんな技能も身につけることができる。』という記述がルールブック  *3  にあるので、旧版WBにおいて技能を新設すること自体は問題ないと思うのですが…例えば《聞き耳》技能の追加は可能なのか? 

問題点①NPCデータと整合が取れないよね

西方の書とかに掲載されているNPCは《聞き耳》技能を当然所持していないわけでして…

問題点②技能の分類。《聞き耳》って冒険者技能なん?専門技能なん?

WBにおける技能は、戦闘技能・冒険技能系・専門技能と大きく3種に分類されているのですが《聞き耳》ってどれなんでしょうね?*4

《捜索》と同じく感知系技能なので冒険技能・知識系かと考えたんですが…《捜索》技能とは経験に基づいた視覚情報から《捜索》の成功率を上昇させる知識、それに対して《聞き耳》技能は純粋に”耳の良さ”という身体能力っぽいイメージを受けるので《特殊抵抗力》や《体術》と同じ冒険技能・身体系なのかな?

問題点③《聞き耳》って技能なの?成長するの?

さてここが最大の問題。《聞き耳》って技能なのか?

人間の五感の内、味覚や臭覚は鍛えれば性能が上がる事は料理人やニオイ鑑定人の存在で明らかだと思うんですが…《聞き耳》→聴覚に関しては”老化で衰えた場合の回復として鍛える行為が存在する”だけなので、最初から個人が持っている耳の良さ=聴力=WBでいうところのSEN基本値がMAX値。つまり元からの聴覚を増幅するような手段は”知識にしろ身体能力”にしろ無いと言っていいと思う *5 *6

《聞き耳》が技能でないなら、その成長とはSEN基本値を上昇させる事に相当するのかなっと……φ(:3」∠)_

大体、《聞き耳》Lv9みたいなキャラクターって想像できないですよね。

…とまぁ技能1つ追加するにも色々考えないといけない訳でして (-公- ;) ムズカシイ

他に技能について考えたことetc

対行為ロール時の不公平?

以前に困った『暗闇の中、相手に気づかれずにこっそり離れる』という状況想定を対行為ロールで表すなら

 AGI基本値+《忍び足》vs SEN基本値+《聞き耳》 *7

片方は技能Lvが足せて、片方は判定に能力基本値しか利用できない…これって不公平な状況なんでしょうか?これが許せるなら、先ほどの《聞き耳》技能は新設する必要は無く、WBで不足している技能による行為判定は能力基本値のみで判定を行えばよい という話に落ち着くと思う。さてさて、どうなんだろう (-公- ;)

さらに不公平と言えば…対行為ロールにおける『イカサマ賭博をするVS見破る』という状況想定

AGI基本値+《賭博》+《手練》vs SEN基本値+《賭博》

片方は技能Lvが2種類足せて、片方は判定に技能Lvが1種類しか足せない。

この状況もどうなんだろう (-公- ;)

専門技能!

WBでの技能は、戦闘技能・冒険技能系・専門技能と大きく3種に分類されます。

その分類方法を知るべく技能の解説をルールブックより抜粋してみました。

戦闘技能…戦闘時の武器の扱いや防御能力がどれだけ熟達しているかを表す数値となる。 *8
冒険技能…冒険をしていく上で役立つ(と思われる)技能の総称である。  *9
専門技能…選択したクラス・職業によって決まる、特殊なものである。 *10  *11

う~ん、これはあかん 全然カテゴリー分けのルールになってない(・´ω`・)。

例えば《罠》技能は専門技能なわけですけど、冒険をしていく上で役立ちますよね?じゃあ冒険技能? *12

f:id:kappa_take:20170317091234p:plain

 

専門技能の話を続けますが、《練法》技能は、その技能が無ければ術をかけるための行為ロールが不可能であるため、0レベルで修練度を得ることは絶対にない” *13 とあります。他の専門技能でそのような縛り *14 がある技能のはどれだ?とルールブックの記述を探して見たところ、他に《操手》《気功》《招霊》も同様でした *15

《操手》《練法》《気功》《招霊》4種以外の特殊技能ではどうでしょうか?

例えば専門技能《罠》…素人なりに落とし穴っぽい罠を作って、たまたま小動物が罠にかかって修練度ゲット!というのは行為ロールとしてアリだと思うのですが、全く未知の言語である”聖刻語”を前にした専門技能《聖刻語》未修得のキャラクターが解読の糸口を掴めるでしょうか?この場合では行為ロールすら行えないと思うんです。つまり専門技能のカテゴライズされている技能の中でも未修得でロールが出来ないもの、出来るものと大きく2種に別れるんじゃないかと思っちゃうんですね (・´ω`・)

 

ルールブックには”関連する技能を修得していない場合は修練度が通常の1/2になる” *16 との記載があるので、未修得の技能による行為ロールは認められているようなのですが… (・´ω`・)

 

また、専門技能のみ”特別成長”  *17 が認められています。

自力では修得できず、誰かに師事しないと修得できない専門性のある技能が”専門技能”と定義されるのか?…でもここでまた疑問?? 

馬術って誰かに習わないと乗れないと思いません?でも《馬術》は冒険技能ですよね (・´ω`・)

う~ん、旧版WBの《技能》システムの解釈って難しい!!*18

次回はいよいよハウスルール(・ω・)b 

 

*1:ワースブレイドの略

*2:スリ・生存術(サバイバル)・カモフラージュ・不意打ち(ストーキング)等

*3:スターティングブック34頁

*4:1Lv取得時の消費ポイントが違ってくるので曖昧というわけにはいきません

*5:サイバーパンクなら強化耳とか手段はあるのですが…

*6:《聞き耳》でなく《聞き分け》なら知識系技能として有りだと思いますが…

*7:《聞き耳》技能は無く、《忍び足》技能を新設したと仮定

*8:スターティングブック23頁

*9:スターティングブック23頁

*10:スターティングブック24頁

*11:箱版では、『特殊な学習や訓練を受けた物にしか用いることができない特殊な技能』。

*12:スーパースクリーンの技能リストチャートに突然現れた”特殊技能”というカテゴリー分類も謎…

*13:スターティングブック34頁コラム参照

*14:技能未修得で行為ロールを行えない

*15:スターティングブック24頁

*16:スターティングブック96頁

*17:使命達成値を消費せずとも、一定期間、高レベルキャラクターに師事することで専門技能1レベルを修得可能。

*18:言葉足らずなんですよ!WBのルールブック!

旧版ワースブレイドの《技能》について色々考えてみた!

ワースブレイド ハウスルール TRPG

前回の記事でワースブレイドにはスキル《技能》が足りてないんじゃない?って結論になりました。

しかしですね、国産TRPGで最もメジャーと考えられる”ソード・ワールド1.0”の技能は”ファイター””レンジャー””セージ”等13種の職業名で規定されており、例えば、”バード”技能を取得していれば「歌唱・楽器演奏・言語(会話)・伝承知識」と4種の技能行動が可能という様な”2階立て”システムになっています。”忍び足”行動をしたければ、”レンジャー””シーフ””ハンター”3種のどれかを取得すれば、それに内包される”忍び足”行動判定資格を得られるということですね。

またソード・ワールドの技能のうち”ファイター””プリースト””ソーサラー”の様に主に戦闘に関連する主たる”冒険者技能”には判定可能な技能行動が規定されていないのも特徴です。

実際にSWで判定可能な行動一覧の種類を数えてみましたが、旧版WB *1 のスキル75種+α=判定行動種類とでは流石に敵うわけがなく、一般日常の生活技能までフォローしてキャラクター個性に厚みを持たそうしているWBのスキルシステムは野心的だなぁφ( ̄Д ̄ )と改めて感心したのですが…技能を数多く準備したが故に”必要な技能”が漏れているのではないか?という疑惑も…

他のシステムからWBに存在しない技能をピックアップ

旧版WBには冒険中に必要なスキル *2 が不足しているのではないか?という疑問に対して、他のTRPGシステムからWBに存在しない技能行動≒スキルを抜き出し検証していこうと思います。

ソード・ワールド1.0より

記憶術・聞き耳・スリ・潜伏・尾行・宝物鑑定・カモフラージュ・生存術・地図製作・不意討ち・前加工・ロープワーク

登攀・受身・軽業…はWB《体術》判定に類すると判断

足跡追跡・危険感知…WB《捜索》判定に類すると判断

意外にありますね…WBに存在しない技能っぽいやつ φ(・x・=;)

尾行は《捜索》に被る気もしますが、気づかれず追うという身体系技能という点で感知系技能の《捜索》とは別物の気が…宝物鑑定から連想しましたがWBに《聖刻器》に関する知識技能はあってもいい気がする *3

じゃあ次の検証システムは

サイバーパンクTRPG 旧版メタルヘッドより

当ブログで該当記事があったのでそれを参照

大型メカニクス・スリ・誘惑・土地カン・万能・拷問(尋問)・暗号(信号)・サバイバル・カモフラージュ・戦略(戦術)指揮・ストーキング・イメージファイト

サイバーパンクTRPGではあるけど基本は人間型キャラクターが活躍するゲームなので…WBに存在しても良さそうなスキルは上記な感じで結構ある。

取り敢えず2種のTRPGで検証してみましたが…

共通しているWBに無いスキルが

スリ・生存術(サバイバル)・カモフラージュ・不意打ち(ストーキング)とか…(_;′Д`)_ツヅキマス

*1:ワースブレイドの略

*2:言い換えれば一般的なTRPGに採用されているのにWBには存在しないスキル

*3:《操兵知識》・《練法知識》はあるのに!

旧版ワースブレイドの対行為ロールを考えてみた!

ワースブレイド TRPG

先日整理した旧版WBにおける《技能》一覧より

《技能》を用いた対行為ロールの状況想定を行います。

対行為ロールとはルールブック *1 によりますと、”障害が人間の手によって作られたと思われる場合”に難易度を決定するために用いられるロールとあります。

なのでどちらがロールを行う側なのか?難易度を設定する側なのか?は兎も角、以下の様なロール基本値の構図が成り立ちます。

例)偽造品を作る vs  偽造品かどうか見抜く

AGI基本値+(《描画》+《手練》)+《偽造》vs《偽造知識》+SEN基本値

つまり、基本相反する《技能》を用いた、PC・NPC間もしくはPC間同士で行う”結果の優越を決定する”ためのロールと言い換えても良いのかも(´・ω・`)*2  

 

では、以下に旧版WBで発生の可能性がある対行為ロールを列記していきます。

戦闘 AGI+《武器》vs AGI+《防御》

戦闘 AGI+《投げ》vs AGI+《防御》

早く泳ぐ AGI+《水泳》vs AGI+《水泳》 *3

限界まで泳ぐ CON+《水泳》vs CON+《水泳》 *4

逃走判定 AGI+《逃走》vs SEN+《捜索》 *5 

特定の植物を先に探し出す SEN+《捜索》+《植物学》vs  SEN+《捜索》+《植物学》

交渉で意見を納得させる CHA+《交渉》vs WIL+《交渉》

なりふり構わず言い負かす SEN+《話術》+《弁論術》+《交渉》vs WIL+《話術》+《弁論術》+《交渉》

誰かになりすます AGI+《演技》+《変装》vs SEN+《演技》+《変装》

姿形を偽る SEN+《変装》vs SEN+《変装》

トラップ解除 AGI+《罠》+《手練》vs AGI+《罠》+《手練》

トラップ発見 SEN+《罠》+《捜索》vs AGI+《罠》+《手練》

イカサマ賭博をする AGI+《賭博》+《手練》vs SEN+《賭博》

公的機関での論戦 SEN+《弁論術》vs SEN+《弁論術》

他人を説得させる CHA+《弁論術》vs  WIL+《弁論術》

偽造品を見抜く SEN基本値+《偽造知識》vs AGI基本値+(《描画》+《手練》)+《偽造》

因みに公式ルールでは、失敗後の再ロールに挑戦する場合、難易度決定側のロールは1D10ではなく3D5で行う→難易度が期待値にして3.5ほど上昇することになります。

 さてさて上記においては、ロールを行う側・難易度を設定する側のどちらかだけが対応する技能が存在せず、能力基本値のみでロールを行うといった不公平な状況発生しないようなので安心していました( ^ω^ ) が…『暗闇の中、相手に気づかれずにこっそり離れる』 という想定でつまずきました _(:3 」∠)_

コレ、どの様な対行為ロールが相応しいでしょうか?

こっそり離れる側  AGI基本値+《忍び歩き的な技能?》

感知する側 SEN基本値+《耳を使った感知系技能?》

…旧版ワースブレイドは操兵戦をメインにデザインしたと公言されているだけあって、人間用のルール *6 にちょっと不備があるんじゃないかと今日は思った次第です(´・ω・`)ハイ 

*1:EX1第3章5-1B掲載

*2:ルール上あくまで難易度設定を行為ロールに先立ち行うため、PC・NPCで同時にサイコロを振ったりはしないようです

*3:EX1第3章4-1記載の表から《水泳》Lv+AGI基本値で水泳移動速度が決定される。ロールは行わない。

*4:EX1第3章4-1記載の表から《水泳》Lv+CON基本値で水泳限界距離が決定される。ロールは行わない。

*5:ルールブックには、追跡側キャラクターで最も高い《捜索》Lvをペナルティとして逃走ロールを行うと書かれている。

*6:この場合は技能数