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40代おっさんによるオタクっぽい脳内井戸端会議

TRPG メタルヘッド  スキル と スキルロール(SR) ③

メタルヘッドプレイヤーズマニュアル(以後PM) 15頁第2章 キャラクターより

[2.5.1]スキルの取得と使用法 ①基本スキル値

すべてのキャラクターは〈公用語〉50%、〈投擲〉20%、〈格闘回避〉20%、アクセスファイバーを埋め込むなら〈アクセス〉100%(ネットライナーは必ず埋め込まなければなりません)は無条件に得ています。

PM 16頁 スキル説明

1.公用語:世界共通言語である英語と自国で使用している言語を表します。キャラクター創造の際、基本値50%が与えられます。あまりロールする機会は無いかもしれませんが、例えば、文学作品を執筆するとか、議論の際に使用出来るでしょう。

PM 17頁

45.アクセス:コンピュータ操作の第一段階。コンピュータを利用するときに使用します。どちらかで言えば、コンピュータ操作のための許可証的なスキルです。アクセスファイバーを埋め込んであれば、キャラクターメイクの時点でも、もれなく100%のスキルを得られますが、それが上限ではありません。

考察

 今回は『 スキル値100%と50%はどのような意味合いを持つのか?』についての考察です。

 初代メタルヘッドにおいてキャラメイク時にどのキャラクターでも基本スキルとして100%が付与されるのが〈アクセス〉、50%が付与されるのが〈公用語〉です(実際には能力値ボーナスが加算されますが、能力値ボーナスが平均の±0であったと仮定して話を進めます)。SR基準値(スキルロールの難易度)が”普通”のSR1であった場合、〈アクセス〉のSR成功率は100%、〈公用語〉は成功率50%となります。

 まず〈公用語〉なんですが…普段話している言語を”普通”に話すのに成功率50%って…どんな状況なんでしょうか(-_-;) 二言喋ったら、半分しか通じてない(-_-;) これでは日本人の英会話教室レベルです。

 次に〈アクセス〉。PM 8頁の7.生活とコンピュータよりアクセスファイバーの詳細を抜粋しますと…『アクセス=ファイバーとは利用者の脳から左小指まで埋め込まれた光ファイバー端子のことで、簡単な個人情報が記録されています。これは市民権と同時に与えられるサービスであり、強制ではありません。彼らは考えるだけで自分の欲しい情報サービスを受けることができます。』。要はアクセスファイバーは、現行のマウスやキーボードオペレーション&大画面多面液晶モニタの代わりで、現在みたいにブラウザーを開いてGoogle先生に検索ワードを打ち込まなくても、考えるだけで(タイプミスも無く)Hitしたワードの中から自動的に最も適切な情報が脳内に展開されるという訳です。そりゃ”普通”に情報検索する限り成功率100%ですわ(・∀・)

 このように成功率100%と50%には天と地の差がありますが、キャラクターの初期値としてどちらが相応しいかは論議するまでもありません。キャラメイク時から、もし〈拳銃〉というスキル値が100%のキャラクターがいれば、それは百発百中の腕前のガンマンになるわけで…(ゲームシステム上はアクシデントが存在するので上限90%ですが…)

 初代メタルヘッドマスターズマニュアル 28頁 [10.4.4.1]バンディットのリーダーについて よりNPCのスキル値についても調べてみました。ガーバー軍曹〈ナイフコンバット〉268%、アリス・バーモント〈地上車全般〉204%、グロリア・ギルバート〈大型武器戦闘〉135%、ニードル〈変装〉256%、ダン・コスギ〈投擲〉203%…この辺のNPCは明らかにルーキーではなく中堅~ベテランのハンター向けの”敵”と言えます。言わば、この辺りのスキル値がキャラクターの成長目標になるのかな?と考えてみたり…

以上のことをふまえ…

SR基準値の”誰に対して”という補足には

SR 2 :やさしい。スキルの2倍値でロールします。

SR 1 :普通:そのままロールします。 

SR1/2  :難しい。スキル値の半分でロールします。

SR1/4  :非常に難しい。スキル値の1/4でロールします。

『スキル値50%のキャラクター』が相応しいと思います。つまり SR1:普通→『スキル値50%のキャラクターにとって普通の難易度』というわけです。

基本スキル〈公用語〉は〈アクセス〉に習って50%→100%に要修正でしょうか?

 

次回はSRについてハウスルールまとめです。