blog side.O

40代おっさんによるオタクっぽい脳内井戸端会議

TRPG メタルヘッド  アビリティロール(AR) ③

 初代メタルヘッド

PM20頁 [3.1]アビリティロール(AR)より

アビリティロールは AR基準値≧能力値+2D6 で成功。

2D6が1ゾロ(確率1/6x1/6≒2.8%)なら必ず失敗、6ゾロ(確率2.8%)なら必ず成功。

PM11頁[2.1]能力値 より

メタルヘッドのキャラクターの能力値は3D6で求められ、最低値は3、最高値は18となります。

PM21頁[3.4]キャラクターの成長 より

サイバー化も薬物投与もしていない状態での能力値上限は”18”。

サイバー化することで能力値限界は”40”になる。

ドラッグによる能力値上昇限界も”40”まで。

 考察

能力値の振れ幅

ハンターの能力値はサイバー化を含めると最小3~最大40という大きな幅を持ちます。

もし、能力値40というキャラクターが存在した場合、AR時に加算する2D6(6面ダイス2個合計値)がARの合否判定に与える影響は甚だ少なく、基準値AR30(ギネス記録に挑戦)であっても、1ゾロの絶対失敗が発生するかの確認作業でしかありません。”40”という生身の2倍以上の化け物じみた能力値であるなら逆にそうした扱いもアリなのかも知れませんが、ゲームシステム的には甚だ不毛です。

また逆の状況ですが、メイク時に能力値”3”のキャラクターを作成してしまった場合。これは詰みます(;´・ω・)。AR毎に6ゾロの絶対成功を狙っていかないとダメな感じ。これまたAR行為自体が不毛です。だいたい能力値”3”ってどんな状況なんでしょうか?想像してみました(●´・ω・)

筋力:STR”3”…筋ジストロフィー進行期?

敏捷力:REF”3”…赤子か、脳性マヒの様な重度の四肢障害者?

知性:INT”3”…トロールとかの怪物?

教養:EDU”3”…アマラとカマラ? 

知覚力:PER”3”…ヘレン・ケラーの様な重度感覚障害者?

共感度:SYM”3”…もう想像もできません。

これらが真実で、且つプレイヤーがロールプレイについてよっぽどの拘りが無いのであれば、GM権限でキャラクター再作成をお願いした方が良さそうな状況です。

 

6面ダイスと10面ダイス

初代メタルヘッドのメインロールはスキルロール(SR)です(後日述べます)。

ARはSRが出来なかった場合の補助ロールに過ぎません。

SRは10面ダイス2個を用いた1D100ロールで行います。

ARは6面ダイス2個を用いた2D6ロールで行います。

SR(1D100)は小さな目(01~05)で絶対成功、大きな目(96~100)で絶対失敗。

AR(2D6)は小さな目(2)で絶対失敗、大きな目(12)で絶対成功

サイコロの種類も違えば、出目の合否傾向も真逆で混乱の元です。

それが理由かどうかは定かではありませんが、後発のメタルヘッドマキシマム(以後MHM)以降では1D100ロールのみに統一されました。

僕もその改良には賛成です。

MHMの場合。

生身の能力値は3~18で規定。

AR判定 は 能力値x2≧1d100xロール修正 で成功。

ロール修正(普通x1、優しいx2、とても優しいx2、難しいx1/2、とても難しいx1/4、極めて難しいx1/8)

………平均的能力値10でロール修正 普通のx1倍 のAR……成功率20% (;´・ω・)この状況…成功率50%前後でないとマズイっしょ。

 

さらに後発のメタルヘッドエクストリーム(以後MHE)の場合。

生身の能力値は3~18で規定

AR判定 は 能力値x4≧1d100xロール修正 で成功。

ロール修正(普通x1、優しいx2、とても優しいx2、難しいx1/2、とても難しいx1/4、極めて難しいx1/8)

…平均的能力値10でロール修正 普通のx1倍 のAR……成功率40% 。MHMよりは確率が改善されています。

この方向でハウスルールではARを1D100ロールで行う仕様に変更したいと思います。