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40代おっさんによるオタクっぽい脳内井戸端会議

TRPGメタルヘッド ハウスルール ”キャラクター損傷効果表”

初代メタルヘッドでのGMの経験で

損傷決定のたびにペナルティー (『血管切断により毎ターン ダメージ修正+10』、『武器落下』、『骨折』など)や『心理チェック』の難易度、次のターンへのダメージ修正)をプレイヤーに伝えることはスピーディーな戦闘処理の邪魔になっていた記憶があります。

このことを踏まえ 通常の損傷決定ではペナルティーや心理チェックを要求することなく、あくまで"損傷ランク"をプレイヤーに伝えるだけにして処理の高速化を狙うことにします。

その代わりに "対人用クリティカルチャート" の方に『心理チェック』に変わるAR〈WIL〉や各種ペナルティー(武器落下、血管損傷など)を盛り込みました。

初代メタヘのプレイヤーズマニュアル 27頁"1次損傷効果表" 改め"キャラクター損傷効果表" は以下の内容になります。

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損傷に対応する英語も実際には即死 an instant death 、致命傷 a mortal [fatal] wound、重傷 a serious [severe] wound 、軽傷 a slight wound 、無傷 unwounded のため、損傷ランク の略称("K・MO・HW・MW・LW ")を変更しようかとも思いましたが 旧来のシステムを見知ったプレイヤーを混乱させる恐れがありますので略称はそのまま使うことにしました。

ただし、MW=中傷 という言葉は"誹謗中傷"以外に用いられない上に医療用語でもないので廃止します。

これに伴い 損傷ランクは ND(No Damage 無傷・かすり傷)→LW(軽傷)→HW(重症)→MO(致命傷)→K(死亡) に変更とします。

”ダメージ修正”は処理高速化のために 『"キャラクター損傷効果表"を参照し、命中部位(脚部・右腕・左腕・胴部・頭部)毎に最も重い損傷ランクの"ダメージ修正値"を記録します(ダメージを受ける度に"ダメージ修正値"を累積加算することはありません)。』にルールを変更します。

ルール変更のため MOランクの"ダメージ修正値"はLW、HWの"ダメージ修正値"が既に加算された値に変更されています。

 

フルボーグまたはサイバーパーツには以下の損傷決定ルールを適用します。

SUV:Sの部位の損傷における"ダメージ修正値"は常に"0"である。

②MO(致命傷)の代わりにPD(partial destruction:半壊)が存在する。→失血死しない。

SUV:Sの四肢(フルボーグの四肢、サイバーアーム、サイバーレッグ)では K(死亡)の代わりにD(destroyed:全壊)が存在する。→ショック死しない。

 

これらは映画版”攻殻機動隊”の草薙素子がそうであったように サイバーパーツの四肢が千切れようが首を銃弾で切断されようが、脳さえ無事なら組織閉鎖・痛覚遮断機能により”死ぬことはない”という設定を参考にしました。

ただしメタルヘッドでは”攻殻機動隊”と違って脳の大部分を機械と置換するようなサイバー化(電脳化)は見られず、フルボーグには生身の脳をそのまま移植しているのでは…と私は考えています。

生身の脳を維持するためには血液による循環系が不可欠であるため、メタルヘッドのフルボーグは 頭部だけでなく胴部(の心肺機能)も生命維持のために必要という設定にしました。

 

学生時代に散々遊びたおしたメタルヘッド(略称MH)について以前に別のサイトで書いた記事を加筆掲載