TRPG メタルヘッド スキル一覧より
考察・感想
いやぁ~メタルヘッドにおける”スキルシステム”の歴史が見えます(-_-;)
私が以前の日記に書きました初代メタルヘッドの問題点に”使用頻度の少ないスキルが豊富で、頻度の多い行為に該当するスキルがない”という点がありました。
初代メタルヘッドにおいて、〈公用語〉は使用頻度の少ないスキルの代表格で、上記表で青字で示しました初代メタルヘッドのスキル〈公用語〉〈万能〉〈狙撃〉〈格闘回避〉の4つはMHM以降完全に姿を消し、〈ストーキング〉〈戦略・戦術指揮〉はMHMで一旦姿を消しMHEで別のスキル名で復活しています。
MHMにおいて新設されたスキルはピンク字と青字のスキルで、特に青字はMHEで消滅するスキルです。MHMスキルの大きな特徴は、回復系スキルを応急処置系と完治系の2系統にしてしまった(治療と応急手当)こと、また医療分野(医学・薬学・精神医学)に関して純粋な知識系と技術系の2系統にしてしまった(ドラッグと専門知識:薬学)ことです。このためスキル数は膨大になり、残念な感じです。反面、体を使う運動全般スキルとして〈アスレチック〉、誘惑や脅迫でない純粋な〈交渉〉を追加するなどARの頻度を下げる試みが見て取れその点は非常に評価できると思います。MADメカニック改造用の〈チューン〉やガンスミス的な〈武器改造〉は非常に面白みがあります。
MHEスキルの特徴はスキルの”整理”です。極力、スキル種類を簡略化しようという試みが見て取れます。しかしながら…表から明らかですが〈エレクトロニクス〉系スキルがミッシングリンクになっていたり、回復系・医療行為系を〈医療技術〉の単一スキルに統一したり、〈偽造〉〈誘惑〉〈スリ〉〈変装〉などのプレイの面白み的なスキルが軒並み省かれたりとちょっとやり過ぎ感が否めません。新設スキルは黄色と青色で示しています。特に注目すべきとして機動回避用のスキル〈高速機動〉があります。
これら以外にMHEには特殊スキルと言うべき”マニューバ”が、さらにMHM・MHEには”パンドラ”もありますので、もう少しスキル関連の考察を続けます。